編集している音源の一部を公開します。

なにかに記録しておかないと何の録音をどう編集しているのか忘れてしまうので、忘備録的に。

2019年02月23日

メニューインとエネスコのバッハ・ヴァイオリン協奏曲第1番。
編集は大体終わりました。

Artist Yehudi Menuhin
Georges Enesco
Orchestre Symphonique De Paris
Comporser – Title
Bach – Violin Concerto in A minor, BWV 1041
Label Disque Gramophone
Catalog / Matrix DB-2911 [ 2 LA 915, 2 LA 916 ]
DB-2912 [ 2 LA 917, 2 LA 918 ]
Recording 1937 / 78rpm / A=443Hz / 12inch

メニューインのヴァイオリン、エネスコ指揮によるバッハ。
ロマン派の影響があるバッハは大好物です。

数年前のダブルコンチェルトと比較すると、録音が良くなってピッチは440Hz→443Hzに少し上がっています。ただし、これが録音上の都合か、採用されていたピッチかは不明です。この時期のHMVは曲によっては回転数を遅くとっていた可能性もあります。

ヴァイオリンの色気がよく出ています。そんなに広くない場所で録音したんでしょうか?音の塊が楽しく響きます。

フランス盤で、ニッパーちゃんがカラーなので戦前プレスだと思います。ノイズはそれなり。

音源は一枚目の第一面、第一楽章を。


2019年02月19日

エレナ・ベクマン=シチェルビナのピアノでロマン派楽曲集。

尋常でない響きが聞けるレコードです。

Artist Yelena Bekman-Shcherbina
Comporser – Title
A1  Alyabiev – Liszt– Le Rossignol (The Nightingale)
A2  Titov – Waltz in F minor
A3  Titov – Waltz in G major
A4  Titov – Waltz in E minor
A5  Glinka – Balakirev– Zhavoronok (The Lark – A Farewell to Saint Petersburg No.10)
A6  Arensky – Etude in F sharp major (from 24 Morceaux caracteristiques), Op.36 No.13
A7  Tchaikovsky – Scherzo Humoristique in D major, Op.19 No.2
A8  Balakirev – Au jardin Etude-idylle in D flat major
B1  Rubinstein – Waltz in A flat major, Op.14 No.4
B2  Rubinstein – Barcarolle in A minor, Op.93 No.3
B3  Rubinstein – Waltz in F major, Op.82 No.5
B4  Rachmaninov – Prelude in G major,Op.32 No.5
B5  Scriabin – Prelude in F sharp minor, Op.15 No.2
Label Всесоюзная Студия Грамзаписи
Catalog / Matrix Д 028617 [ 33Д028617/1-1 ]
Д 028618 [ 33Д028618/1-1 ]
Recording 1947-1950 / 33rpm / A=440Hz / 12inch

チャイコフスキーに称賛されたロシアのピアニストで、ルーツが革命前にある貴重な演奏家です。

ロマノフ王朝末期にどのような音が流れていたのか、この美音を聞くと、ああ、この音かもしれないなどと思いをはせています。

トリルは尋常でない美しさで、ペダルと左手の使い方がうまいのか、濁りらしきものがありません。
ピアノはプレイエル?こんな響きのピアノは存在するのでしょうか。

ちゃんとしたCDではメロディアから出たものが一枚あるだけで、メロディアのライブラリーからまとまってリリースされることを切に願っています。

情報がほとんどなく、何とかかき集めてディスコグラフィーを作っています。

Yelena Bekman-Shcherbina (1882-1951) – Discography

アップした音源はアリャビエフーリストの「ナイチンゲール」、グリンカーバラキレフの「ひばり」です。
二曲とも、原曲は歌曲で、ロマン派色の強い編曲がシチェルビナのピアノによく合います。
この二曲を愛好家の集まりで流したら、鳥ばかりだね、と笑われてしまいました。確かに(笑)

 

ピッチですが解析すると、A=440Hzでした。どうも1950年前後のロシアはこのピッチが多いようです。


2019年02月18日

エンマ・カルヴェのマスネ・アンシャントマン。

編集は大体終わりました。

Artists Emma Calvé
Landon Ronald
Comporser – Title
Massenet – Enchantement!
Label GRAMOPHONE CONCERT RECORD
Catalog / Matrix G.C. -3283 [ 2060F ]
Recording 1902 / London / 77.7~76.2rpm / A=452Hz / 10inch

1902年録音、G&Tオリジナル盤です。少し前に譲ってもらいました。

さあ、内外周のピッチ差がある音源の復刻です。1902年のG&T社ロンドンスタジオはA=452Hzであるそうなので、内外周合わせました。

この作業が大変(^^;)


この曲はソプラノ・テノール用ではB♭だそうです。この楽譜をもとに、78rpm収録の音源を解析、冒頭がA=450Hzベースの解析でピッタリ合いました。そして、よく見ると後半ピッチが上がっています。お尻を解析するとA=458.7Hz相当であることがわかりました。2分くらいからははっきり上がってます。
こちらをA=452Hz相当にするにはどのように調整すればいいのか、ざっくり計算します。
解析をもとに内外周のピッチを修正した結果がこちら。

これで大体統一できていると思います。
さらっと画像にしましたが、ピッチ修正のトライ&エラーで2時間はかかっています(^^;)
黄色いラインがピッチ修正のカーブです。線が下がっている個所がピッチを落とした個所になります。マウスでぐりぐり書いて、解析、またぐりぐり修正、また解析、の繰り返し作業。

 

カルヴェの1902年の声はこんな感じだったのでしょうか?
内外周のピッチ差が統一できたので、この音源はA=452Hz以外のピッチでも簡単に合わせられるようになりました。
どんなトーンであったか、カルヴェのいろんな時期の録音を集めて、いつか検証をしてみたいです。

この1902年に録音したカルメンが欲しくてたまらないのですが、少し前に手に入れられるかもしれないチャンスは金欠で諦めざるを得なく、悲しい思いをしました。

いつか機会があればカルメンをやってみたいです。


2019年02月12日

アデリーナ・パッティのホームスィートホーム。

現在編集中。

Artists Adelina Patti
Landon Ronald
Comporser – Title
Bishop – Homd Sweet Home
Label Victor
Catalog / Matrix 95029 (03053) [ 539f2 ]
Recording 1905 / London / 75.1rpm / A=452Hz / 12inch

1905年録音、米VIctorによる復刻版です。

ピッチが大変です。1905年当時のロンドンではA=440Hzはほとんど使われていませんでした。ある資料によると当音源はA=452Hzであるそうです。本当かいな、ということで測定し調整しました。

78rpm再生ではA=469.5Hzほどであったので、回転数を約75.1rpmに下げ、A=452Hzに設定。

聞いてみると、これでいいように思います。いかがでしょうか。

ピッチは内外周のむらなく、素直に復刻できました。声が芯から入っていて、しびれます。それにやはり歌が非常にうまいのです。


2019年02月06日

ハンス・クナッパーツブッシュとベルリン・フィルでブラームスの交響曲第三番。

現在編集中。

Artists Hans Knappertsbusch
Berlin Pilharmonic Orchestra
Comporser – Title
Brahms – Symphony No. 3 in F major, Op.90
Label АккорД
Catalog / Matrix Д 06429 [ Д06429/2-1 ]
Д 06430 [ Д06430/2-2 ]
Recording 1944 / Berlin / 33rpm / A=440Hz / 12inch

ドイツの戦中録音で、ソ連軍押収テープです。

残念なことにビニールの付着でA面が化学反応を起こしひどいノイズが出る状態だったので、収録はB面のみです。

第三楽章と第四楽章のEQ変えてます。第四楽章の方が金管がピーキーになりますので、そろえています。ほか、簡単なノイズ除去。

A面の盤質は大外れでした。ショックです(;^_^A
ガスト61くらいであればマトリクスは同じなので、もう少しお安い盤でよかったか。


2019年02月05日

ワルター・ギーゼキングでシューマンのクライスレリアーナ。

大体調整終わりました。

Artist Walter Gieseking
Comporser – Title
Schumann – Kreisleriana Op.16
Label Апрелевский Заво
Catalog / Matrix Д 6023 [ Д6023/1-1 ]
Д 6024 [ Д6024/1-1 ]
Recording 1942(?) / 33rpm / A=437-434Hz / 10inch

ドイツの戦中録音で、ソ連軍押収テープです。演奏は狂気をはらんでいます。

特性合わせるためB面の方は少しEQの高域持ち上げました。ほか、簡単なノイズ除去。

ピアノの音が非常によく入ってます。ピッチは少し低いようで、最後らへんでさらに下がります。

音源は前半部分を。