LPのノイズ除去 レコードのクリーニング方法とノイズリダクション

LPのノイズ除去

盤のクリーニング

まずはノイズリダクションの作業をする前にレコードを綺麗な状態にします。
昔流行ったレコード用のスプレーが悲惨なことになっていたり
カビ、ヤニ、埃などがこびりついてノイズの発生源になっているので洗浄します。
以下、自分のクリーニング方法

用意するもの

洗浄方法

  1. カラのボトルに無水エタノールを1/6~1/7ほど入れ、水で薄める
  2. メラミンスポンジに①をタップリ染み込ませる
  3. ターンテーブル上で時計回りに回転させながらスポンジを水分で滑らせるように洗浄
  4. レコード用クロスまたはティッシュペーパーで拭き取る
  5. 水で3~4を実行

カビやホコリを取り除く事でチリチリ、プツ・パツ音が減ります。
水分が少なかったり強く擦ると盤がスレるので注意してください。
汚れを浮かせて水滴ごと拭い去る感覚でクリーニングします。

あくまで表面の汚れを落とすだけなので、盤が傷んでいる場合は効果がありません。
また洗浄中にレーベルまで濡らさないように注意。(インシュレーターなど置くといいかも)

水は浄水器を通した水を使ってますが、拘る人は精製水で洗浄するそうです。
水質が悪い場所では水道水使うとまずいのかな?
SP盤の場合はメラミンスポンジで水洗いになります。
アルコール類はシェラックが溶けます。

リンスコーティング

界面活性剤(リンス)でレコードの表面を覆うと、サ行のビリつきやサーフェイス・ノイズが軽減されますが
使用する活性剤によってはエッジがなくなり音が柔らかくなるので、好き嫌いがわかれるかと思います。
リンス数滴を水で薄め、洗浄と同じくメラミンに染み込ませて使います。

自作コーティング剤

「炭入りリンス」数滴を水で希釈させ濾してから使用。
作成したコーティング剤を使って上の③~⑤を繰り返し。
異物入りなので人には勧められませんが、 ノイズへの効果は抜群でした。

その他

VPI バキューム式レコードクリーナー VPI/HW-16.5
動作音が凄まじいけれどレコードの汚れを徹底的に取り除いてくれると評判で、いつか手に入れたい一品。

自作バキューム

水分を拭き取るレコード用クロスの代わりに使用。
オーディオテクニカのレコードクリーナーを肉抜き改造し掃除機と合体、水滴・埃を強力に吸い取ります。
某掲示板より教わりました。

その他、ボンドを使ったり歯ブラシ使ったりと色々な方法が考案されています。
初めてレコードを扱う方にはレイカのバランスウォッシャーがおすすめです。
自分なりのやり方を研究してみてください。

 

消磁・静電気のパツ音・ハムノイズ

録音するのでなければそれほど気を使う必要はありませんが、静電気でもパツ音が出ます。

消磁器(テープレコーダー用のヘッドイレーサーで代用)のスイッチを入れレコードや
アーム、シェルに近づけるだけで消磁できます。
(効いているのかあまり実感がありませんが。。)
また事前に手洗いすることで自分の静電気がレコードやカートリッジなどに
移ってしまうことを予防できます。

長年放置されていたレコードが帯電していることもありました。
たいていのレコードは表面をクリーニングして一度トレースするだけで消えます。

静電気のパツ音と、キズが原因のクリック・ノイズは似た音なので、
パツった部分を再トレースし、どちらが原因かチェックします。
静電気であればレコード盤をかるく水で湿らせたクロスで拭えばキレイに消えます。
実は消磁器よりも効果的だったり。

以前カートリッジに帯電したのか突然ハム・ノイズが発生する事があり、
その時はアルミホイルを使って外に逃がしてやりました。
ゴムマットに帯電して静電気が発生することもあります。

 

ノイズ・リダクション

ノイズ・リダクションは SP盤のスクラッチ・ノイズ除去で使用したDeclikerを使用します。
チリチリ・パツ音をきれいに取り除けます・
隣のDecracklerはゴロゴロノイズが酷い時に。

プレスミスなどで強めに出る「ボツッ」というノイズは手動で除去。

強めにノイズ・リダクションをかけると音楽性を損なうので
盤質が良い盤ほど良い結果が出せます。

Declicker

Declicker

ノイズ少なめの盤

beethoven.n5

盤質良好ですがチリチリノイズが少しあります。
楽器に干渉しない程度に取り除いてみました。
ノイズ除去前

ノイズ除去後

ノイズやや多めの盤

mozart

持続的なチリチリノイズ。途中のゴロはDeclickerでは取り除けません。
EQのローカットで対応できますが、
マスター由来のものは取り除かないほうがいいかも。
ノイズ除去前

ノイズ除去後