Elisabeth Schumannのお気に入り録音

特に気に入っている録音をまとめてみました。

シューベルト / アヴェ・マリア (1934年録音)
マーラー / 子供の不思議な角笛より「誰がこの小唄を思いついたの?」 (1930録音)
モーツァルト / 魔笛 (1923年録音)
グルーバ / きよしこの夜 (1938年録音)
作曲者不明 / コヴェントリー・キャロル (1938年録音)
モーツァルト / レクイエム(1937年録音)
R.シュトラウス / 歌劇「薔薇の騎士」抜粋 (1933年録音)

リートを得意としていた印象ですが、実はリートの録音はHMV移籍後から始まります。
エリザベート・シューマンのリートはコケティッシュな魅力に加え優雅で気品があり、常に歌心であふれています。

管弦楽編成のアヴェ・マリア(Ave Maria D.839)は人気があり多数のレーベルで復刻されています。
シューベルトでは、2回録音している「鱒」(Die Forelle D550)をはじめ
「緑の中の歌」(Das Lied im Grunen D917),
「音楽に寄せて」(An die Musik D.547),
「水の上で歌う」(Auf dem Wasser zu singen D.774),
「ミューズの子」(Der MusensohnD 764),
「岩の上の羊飼い」(Der Hirt auf dem Felsen D965)等が印象に残っています。
シューマン自身の性質と曲とを融合させつつ、多彩な表現で歌い分けています。
ブラームスやシューマンなどでも同様に、曲の性質を個性で消化させ、彼女独自の世界観を楽しめます。

モーツァルトのアリアは機械吹込みのPolydol録音と電気録音のHMV録音があります。
1920年に開始かれたPolydol録音では純真でシューマンらしい魅力にあふれていますが、1926年からのHMV録音ではウィーン風なウィットを感じさせるモーツァルトへ変容しているのが聞き取れます。

その他あまり話題に上がることがないマーラー、魅力的な口笛が聴けるオペレッタやきよしこの夜(これは復刻盤すらない)いずれもシューマンの魅力が存分に発揮されている録音です。
ライブ録音のモーツァルトのレクイエムではワルター&ウィーン・フィルに引けをとらない美しさで
オーケストラの奥から立ち上がってくる歌声の存在感に驚きました。

戦前の日本ではモーツァルトのアリアが発売されていた形跡がなく、リート歌手として認知されていたようです。
シューベルトのリートとして有名ですが、即興的な機知に富んだ録音を聞くと、舞台人としても一流であったことが伺えます。

録音はEMIの6枚組のCDや、NaxosのCDが入手しやすいかと思います。
NaxosのいくつかのCDは以前発売された Romophoneの原盤を買いとり再販しているようですが、期待していたRomophoneのコンプリート・エディションを再開することはありませんでした。
待ってもリリースされないじゃん!、ということで、SP盤を収集を始めることになってしまいました。

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